2007年10月8日月曜日

TENORI-ON  あぁ劇的3時間!!連鎖まさにスパイラル

昨日東京青山スパイラルホールで行われている「劇的3時間SHOW」を見に行った。
昨日の語り手はメディアアーティストの岩井俊雄さん。
岩井さんは様々な活動をしているが、例えば簡単に挙げてみると、
任天堂DSのエレクトロプランクトンなど、かなりおもしろい光と音の作品を作っている方だ。

そしてその岩井さんが最近開発した、大衆向け最新作とが、ヤマハの「TENORI-ON」 。
これがまさに劇的!!
「TENORI-ON」 とは簡単に説明すると、光と音で、本当に感覚で音楽を作る楽器だ。
その時々の気持ちを感覚で自在に音楽に変換する、どこでもミュージック、どこでもDJ。
この「TENORI-ON 」現在イギリスでの試験的販売のみだが、まさに劇的。

しかし、さらに個人的に劇的だったことは岩井さんの何気ない一言だった。
アーティストとして活動していた岩井さんはあるとき、
「自分が今まで受けた感動を皆様にお返ししているだろうか。」と疑問に思ったらしい。
「感動のお返し」。この何気ない言葉が、私にはまさに劇的だった。
今まで、私は、感動というのは自分自身が勝手に感じているものと思っていたが、
感動も、受け取っているだけじゃなく、みなさまにお返しするものだったのだ。
人から受けた厚意(親切)ありがたみを、世界に返すということは、私も意識していたが、
まさか人ではなく、物、景色、作品などからうけた感動も誰かに返すものだったのか。
正直、本当に当然のことだが、今までの私には完全にその思考回路が抜けていた。

感動も単に受け取っているばかりではなく、みなさまにお返しするものなのだ。
例えば、私がゴッホの絵で感動したらその感動と同じ大きさ、もしくは2倍、3倍の感動を私は誰かに返す、
ある景色で本当に感動したらその感動を誰かにしっかり返す。
ある映画に感動したらその感動を誰かに返す。
感動の連鎖を作る。そういうものだったのだ。
ああっ、もっともだ、感動とは返すものなのだ。
感動も頂いている、受け取っているだけじゃだめなのだ。

岩井さんも、岩井さんが今まで受けた感動のお返しの一つとして、今回の「TENORI-ON」を世界に生み出したのだ。
感動の連鎖、感動のスパイラル!まさに劇的3時間!!スパイラルホール!!

0 件のコメント:

コメントを投稿