2007年10月29日月曜日

たったひとつのこの頭

ビデオにて、植村直己物語を見た。

なぜ冒険をし続けるのかとの問いに映画の中で、植村直己は答えている。

人間が自然と闘ってどこまでやれるか限界に挑むこと。きちんと体力ふりしぼって
生きることの限界を試すこと。近代的装備と集団の力さえあれば、今登れない山なんて
ない。でもそういう登山は人間を歯車にしてしまう。
私が感じたいのはたったひとつのこの体。たったひとつのこの頭。
生きる対象体としての自分自身。

死の恐怖をきちんと感じているからこそ冒険家。
死を感じれば感じた分だけ生への執着心が強くなる。

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