2007年11月24日土曜日

比叡山堂入り 星野圓道師が満行

比叡山で千二百年間途絶えることなく続いている荒行、「千日回峰」。
私はインド哲学科だったが、実は、千日回峰などまったくしらなかった。
今回このことを知ったのは、星野という苗字つながりと心、心が常に言っている
自分へパートナーが修行僧”星野住職”という題でメールを送ってきたからだ。


そもそも「千日回峰」行とは、比叡山中の谷から谷への道を千日かけて、
ひたすら歩き続ける。
なんとその距離は、地球一周に当たる四万キロにもなるという。
しかもその間、断食、断水、不眠、不臥(ふが)のまま9日間も堂にこもる
「堂入(どうい)り」などという生半可じゃないものもあるというから、
まさに荒行中の荒行だ。

こういったことは勿論驚きだが、千日回峰の説明を読んでいて、
改めてとても心に残る一文があった。

以下抜粋
「最初の七百日は、自分のために祈って歩きます。他人のために祈れる資格を得るために。
七百一日目からは、人のために祈ることが許され、今度はひたすら人の幸せを祈って、
さらに苛酷な道のりを歩き続けます。」

最初の七百日は、自分のために祈って歩くのだ。
そうしなければ、他人のために祈れる資格はないのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿